SCORERで使えるアルゴリズムに強力なラインナップが追加されました
ふつうのカメラで姿勢・骨格検知が行えるOpenposeのご紹介です。
このアルゴリズムはオープンソースなので、プログラマの方であれば試したことがある方もいらっしゃるでしょうし、最近のビジネス展示会界隈でもよくみるようになっている非常に強力なテクノロジーです
【オープンソースのgithubはこちら】
GitHub - CMU-Perceptual-Computing-Lab/openpose: OpenPose: Real-time multi-person keypoint detection library for body, face, and hands estimation
人間の頭、腕、腰、足の位置、手指の関節、そして顔の目・輪郭などのパーツ位置が細かく比較的正確にわかるので、人間のいろいろな行動を分析することができます。
例えば
・転倒検知(立っていた人が急に横になった)
・ジェスチャー検知(手を振る、手旗信号、戦隊ものの変身シーン、ダンス)
・動線解析(足首座標を使って平面にマッピング)
・VRのコントローラー
・棚のどの位置に手を伸ばしたか
・うつぶせ寝状態検知
・工場の作業時間測定
・プールのおぼれ検知
・VTuber用コントローラー
・ロボットの対人認識
などなど、アイデア次第で様々なことが実現できます。
今回SCORERでお使いいただけるのは18部位の全身骨格推定になります。手と顔の推定は近日中に追加予定です。
【各部位の定義】
github.com
Openposeは研究目的用に無償公開されているのですが、商用利用はライセンス費用(年間2万5000ドル)がかかります。
今回このライセンスをSCORERで提供するということで合意して商用利用可能な形でご提供できることとなりました。
※ただし残念ながら「スポーツ」分野だけはライセンスの関係上お使いいただくことはできません。。スポーツで使用可能な別の骨格検知アルゴリズムは近日別途リリース予定です
つかってみる
SCORERの登録・使い方はもう大丈夫ですかね?
初めてのかたはこちらをご覧下さい
blog.futurestandard.jp
blog.futurestandard.jp
Openposeだからといって特別な追加の使い方はありません。
なのでとりあえず実際手元のSCORERラズパイで撮影してみました。
(先日リリースしたandroidアプリでもお使いいただけます)
ちなみに子供が寝返り始めそうな月例だったので、ベビーベッドに設置すると
こんな感じで撮影されます。
ちなみにこんな感じでカメラは設置しました
通常の安全な寝相の検知結果はこうなります
VGA30万画素モードですがそれなりにきれいに推定できていますね。
横向きやふとんをかぶっていても
こんな感じで検知されています。
耳や目が検知されているかどうがである程度寝ているときの向きがわかりそうです。
実際一番怖いうつぶせ寝になると
こんな感じで左右が逆に映って(右と左で骨格線の色が異なる)耳だけ検知されるので、一定時間この状態であればすぐに助けに行かないといけないですね。
ガーゼタオルをかけていても検知可能です
料金体系
Openpose body(入力FPSにかかわらず3fps出力) 300円/時/1台
今後手と顔の検知機能や、料金をさらに抑える低FPSバージョンも提供予定ですのでご期待ください!
また今回の提供方法は10分-1時間後に結果が出ますが、秒単位のアラートで使いたい等のニーズは個別に対応させていただきますのでお気軽にご相談くださいませ!
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今回は赤ちゃんのうつぶせ寝でしたが、他にも様々な使い方ができます。
ためしに座標ログからうつぶせ寝を判定しましたが、かなり感覚的にいいアラートが出せそうなことがわかりました。
ログデータのユーザー指定のストレージに自動転送する機能なども近日リリース予定ですので、そうすると一気に様々な分野で使われそうな技術になると思います。
それでは!